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私たちの強み
計装サービス事業からの発展
興安計装の核となる技術サービス事業は、工場内の各種プラントの計装を行う「計装技術サービス」から出発しました。その技術やノウハウを活かして、後にヘルスケア、ICTと時代に即した2つの事業を展開しました。

継続から生まれた
「計装哲学」と「技術」
興安計装のすべての事業において共通するミッションは、お客さまの製品やサービスを、「安定して稼働させ続けること」です。私たちがお預りしているサービスや製品は、いずれも停止したり、壊れたりすることが許されない、非常に慎重な運用を求められるものばかりです。
このような製品やサービスを安定して稼働させ続けるために、私たちが長年築き上げてきたものがあります。それが興安計装独自の哲学と技術であり、これこそが興安計装の強みでもあります。

「計装哲学」の考え方
「計装哲学」とは、業務の全工程を俯瞰した上での最適化と、危険の芽を摘む改善予防の考え方です。
これは産業プラントにおける設備機器の保守・設計に対する、当社の独自のアプローチを示すもので、「全体最適」と「予知保全」という二つの重要な考え方を柱としています。
全体最適
システム全体のパフォーマンスが最大となることを目指す考え方です。個々の装置や部品などの部分的な要素だけでなく、全体を俯瞰して最適な運用を行います。
予知保全
トラブルや事故を未然に防ぐために、データ分析や状態監視を通じて早期に異常を検知し、適切な対策を講じることです。従業員に対する教育と訓練も徹底しています。
「計装哲学」に基づく運用
創業以来、『ミスのないオペレーション』を追求してきた中で生まれた、「計装哲学」。
これは計装サービス事業だけでなく、社会的なインフラである情報通信設備の運用保守サービス(ICT技術サービス事業)や、人の命を支える在宅医療機器の製造(ヘルスケア技術サービス事業)など、興安計装のすべての事業分野がこの「計装哲学」の考え方に基づいて運用されています。
興安計装社内における「計装哲学」を取り入れた日々の心がけ
高水準の業務を提供するために必要なこと、それは挨拶や社内の整理整頓、清掃活動といった、ごく当たり前の行動から始まり、仕事の進め方やリスク管理、社員教育などすべての面で完璧を目指し、行動し、変革し続けることだと考えます。私たちはこれからもお客様への気配り・目配り・足配り(=足繁く通う)を大切にし、いざという時に頼りにされる存在を目指します。


ヘルスケアサービス事業部における「計装哲学」を取り入れた運用例
仕様書の全体最適化
計装哲学における全体最適に即した運用として、業務(ソフトウエア開発)の上で、お客様から渡された仕様をそのまま引き受けるのではなく、システムにおけるお客様のやりたいことを理解し、システム全体から最適な方法を考え提案しています。たとえば、ハードウェアで実現するという仕様をソフトで実現するほうがシステム全体として見た時に最善であると判断したときは、お客様へ仕様書の変更をご提案します。
フェールセーフとフォールトアボイダンス
フェールセーフ
フェールセーフとは、機器やシステムがいつか故障することを前提に、故障や異常が発生したときでも安全な状態を保つように設計する方法です。この方法により、人命を危険にさらさないシステムを作ることを目指します。
フォールトアボイダンス
フォールトアボイダンスとは、システムの障害が起こるのをできるだけ減らし、万が一障害が発生した場合でも、素早く対応できるようにする考え方です。
予知保全の視点を常に意識し、この2つの考え方を日々の業務に取り入れながら製品を開発しています。


ICTサービス事業部における「計装哲学」を取り入れた実践例
全体最適を目指したアプローチ
単なる製品提供ではなく、お客様の業務フロー全体を考慮してカスタマイズし、お客様ごとに最適なセキュリティ対策を提案しています。システム全体のセキュリティを最適化し、各コンポーネントの相互作用を最大限に活かすことで、お客様のビジネスを強固に守ります。
予知保全によるセキュリティの強化
運用フェーズでは、リアルタイム監視やデータ分析を活用して、潜在的な脅威や異常を早期に検知します。これにより、セキュリティインシデントの発生を未然に防止し、お客様のシステムを常に安全な状態に保ちます。また、定期的なセキュリティレポートの作成を通じて、新たな脅威や技術に応じた改善策を提案するなど、お客様が時代の変化に柔軟に対応できるよう支援しています。
創業以来培ってきた高い技術力
興安計装は長年、計装、ヘルスケア、ICTの分野で多くのシステムと機器の設計、開発を手掛け、その技術力を磨いてきました。
それらの経験をもとに、現在では自社の事業領域における研究・開発を行う技術開発部門を社内に有し、各事業部が提供するサービスの企画・開発にも対応できるまでに成長しました。
今後もさらなる技術力の向上を目指すと共に、これまでのノウハウを引き継ぎ、さらに高める技術者の育成にも力を注いでいます。
主な開発実績
ICT
- 大手通信業者グループ会社向けのサーバ構築(Windowsサーバおよびプロキシサーバ)
- 大手通信業者向けのサービス混雑度合いを可視化するWebページの作成
- 官庁向け監視システムのフォロー(ドキュメント整備等)
- 勤怠管理ログシステムの開発
- サービスオーダー登録システムの整理(自動化開発前準備)
- サービスオーダー登録システムの自動化(AWSシステムへの移行含む)
- 大手通信業者の監視・運用案件(現行有人対応)に対し興安システムによる自動通知、自動処理の適用
- お客様ネットワーク内機器の定期設定情報収集システム開発
- 複合機で受診したFAXデータを定期的にクラウドサービスへ転送するスクリプト開発(データバックアップ支援)
計装
- バルブ漏洩試験機の開発
ヘルスケア
- 酸素濃縮器制御用ソフトウェアの開発
- 呼吸同調式レギュレータ制御用ソフトウェアの開発
- センサソフトウェアの開発
- Bluetooth機器のソフトウェア開発
- 工場向け検査・試験装置の開発
- 工場向け生産実績管理システムの開発
- 医療機関向け生体情報管理ソフトウェアの開発
- 開発部門向け評価システムの開発